命術とはどんな占術?占いの種類や内容について詳しく解説

命術とはどんな占術?占いの種類や内容について詳しく解説

命術とは、生年月日や生まれた時間、生まれた場所などの不変的な要素をもとにした占いです。

占える内容は、その人の生まれ持った性格や能力、運命や宿命など。
命術にはさまざまな種類があり、占術の内容によっては、前世や未来についてなども占うこともできます。

そもそも命術とは、特定の占いの名称ではなく、不変的要素をもとに占う占術の手法のこと。
そのため、命術と呼ばれる占術には、複数の占いが含まれているんです。

今回は、命術にあたるとされる占いの種類、その内容を詳しく解説します。

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    命術とは?


    命術とは?
    命術とは、冒頭でもお伝えしたように、生年月日や生まれた時間、場所などの情報をもとに対象者を占う占術です。

    もともと占いは、大きく分けると「命(めい)」・「卜(ぼく)」・「相(そ)」の3つに分類されます。
    これら3つを、目的に応じて使い分けたり、組み合わせたりするんですね。

    このなかの「命(めい)」が、命術を指します。

    命(めい)とは、「運命」・「宿命」などを占うもの。
    命術の占いで使用する、生年月日や生まれた場所などといった情報は、その人が生まれ持った、変化することがない「不変的要素」です。

    そのため、命術を使った占いの結果は、基本的に変わることがありません。

    このように、不変的な要素をもとに占う命術では、生まれ持った性格や先天的な特徴、才能や能力を読み解き、人生における運命や宿命などを知ることができるんですよ。
    また、命術は相性占いの際にもよく用いられる占いとなります。

    命術の歴史や起源


    命術の歴史や起源
    命術の歴史は、最も古いものだと、紀元前400年頃までさかのぼります。
    古代バビロニアでおこなわれていた、天体の配置図・ホロスコープを用いた占星術が、命術の最古の記録です。

    これが、現代普及している西洋占星術数秘術のもとになりました。
    また、中国の四柱推命紫微斗数、日本の九星気学算命学も命術の手法を用いた占いなんですよ。

    このように、命術には数多くの種類が存在しています。

    次の項目では、命術に含まれる占術の種類を、具体的に解説させていただきますね。

    命術の種類


    命術の種類
    命術には、さまざまな占術が含まれているとお伝えしました。
    それでは、具体的にどんな占いが命術に含まれるのでしょうか。
    この項目では、代表的な命術の占いをいくつかご説明していきます。

    西洋占星術


    西洋占星術は、命術のなかで最も古い、古代バビロニアを起源とする占いです。
    西洋占星術とは、その人が生まれた時点で「天体や星がどの位置にあったか」「天体同士の角度はどれくらいだったか」などから運勢・相性を占い、運命を読み解くもの。
    生年月日や、生まれた時間、生まれた場所などの情報をもとに、星の位置関係を示した「ホロスコープ」を使って占うのが特徴です。

    具体的には、太陽系にある10の天体、12星座、ホロスコープを12分割したハウス、天体同士の間にできる角度(アスペクト)を使用します。

    星占い(12星座占い)


    星占いは、一般的には牡羊座~魚座で構成される12星座占いで知られていますね。

    西洋占星術が生まれたときの天体や星の位置をもとに占うのに対し、星占いでは12星座のみを使って、その人の性格や相性、運勢などを占います。
    誕生日さえわかれば占うことができるので、星占いは西洋占星術の簡易版ともいわれているんですよ。

    四柱推命


    四柱推命(しちゅうすいめい)は、中国の陰陽五行説をもとにした「命式」を使う占術です。

    四柱推命には、生年月日と生まれた時間、十干や十二支に加え、日干の強弱を表す月令・旺相衰を使用します。
    これらの情報を、「年柱(年)」・「月柱(月)」・「日柱(日)」・「時柱(時間)」の「命式」に当てはめ、人の運命を読み解くことから「四柱推命」という名称になったんですね。

    具体的には、幼年期から20歳にかけての家庭運や運命を「年柱」、20歳~40際までの結婚運や運命を「月柱」、40歳以降の性格や能力、運命は「日柱」、晩年の人間関係や運命を「時柱」が象徴しています。

    四柱推命は、日本における東洋占術のなかでもっともポピュラーで、極めて精度の高い占いなんですよ。

    九星気学


    九星気学(きゅうせいきがく)は、生年月日と干支に加え、九星を陰陽五行説と組み合わせた占術です。
    九星とは、生まれ年を9つに分類する古代中国の「九星術」という思想をベースに、明治42年に日本の易学者・園田真次郎が「気学」としてまとめたもの。
    そのため、「九星気学」と総称されるようになったんですよ。

    九星気学では、生まれた年から「本命星」を、生まれた月から「月命星」を、生まれた日からは「日命星」を導きだして、その人の運命を読み解きます。
    具体的には、幼年期の運命は「日命星」、成人までの運命は「月命星」、成人後の運命は「本命星」が象徴しているんです。

    方角の吉凶を占うことに適しているともいわれ、風水と組み合わせて占うことも多くあります。

    数秘術


    数秘術(すうひじゅつ)は、生年月日や姓名から独自の計算式により導きだした数字を、数字の持つ特別な意味に当てはめて占う占術です。

    数秘術の創始者は、「ピタゴラスの定理」で有名な古代ギリシャの哲学者ピタゴラス。
    数秘術は、その後西洋占星術やタロットなどとも結びつき、ユダヤ教のカバラによって補強されました。

    数秘術の具体的な占い方は、生年月日や姓名(アルファベット表記)を数字に置き換えて、ひと桁になるまですべての数字を足し、最後に出た数字から運命を占うという手法。
    導きだされた数字からは、その人に定められた運命や性格、性質を知ることができるんです。

    算命学


    算命学(さんめいがく)は、陰陽五行説をもとに、生年月日や干支からその人の性格や運命を読み解く占術です。

    算命学の発祥は、二千年以上前にさかのぼること中国春秋戦国時代、学者である鬼谷子(きこくし)が書き残した書によるもの。
    そのため、「鬼谷算命学(きこくさんめいがく)」という呼ばれ方もします。
    これが第二次世界大戦後、中国の伝承者・呉仁和によって日本に伝わり、高尾義政に伝承されたことが日本における算命学の始まりです。

    算命学では、陰占の干支読みと陽占の人体星図をもとに、「十大主星」・「十二大従星」というふたつの図を作成して占います。
    天が味方しないとき」を示す「天中殺」という考え方も、算命学の特徴のひとつです。

    宿曜占星術


    宿曜占星術(すくようせんせいじゅつ)は、生年月日をもとに、27もしくは28の「宿」のなかで、その人に当てはまるものから、性格・相性などの運勢を読み解く占術です。

    宿曜占星術は、ギリシャ由来のインド占星術が中国の陰陽五行説と習合したもので、東洋で初めて占星術を取り入れた占いになります。
    西洋占星術が太陽を中心にした天体の動きで占うのに対し、宿曜占星術では月を中心とした天体の動きで占うんです。

    また、宿曜占星術は「宿曜経(しゅくようぎょう)」ともいい、その起源は仏教の文殊菩薩(もんじゅぼさつ)に記された「宿曜経」が、不空三蔵という僧から中国に伝えられました。
    その後、不空三蔵の孫弟子である、日本でも有名な高僧・空海によって、日本に伝わったとされています。
    当時は、日本で一大派閥であった陰陽道に対抗できるほどの人気があったんだそうです。

    紫微斗数


    紫微斗数(しびとすう)とは、太陰太陽暦をもとに、生年月日と生まれた場所から、その人の運勢や性質、担っている使命を読み解く占術です。
    唐末から宋の時代の有名な仙人、陳希夷(ちんきい)が創始したことが起源となります。

    紫微斗数という名前は、占いの「北極星である紫微星を思とした星々から運命(数)を量る枡(斗)こと」が由来です。

    紫微斗数では、最も多くて108個もの星を使い占います。これらは実際には存在しない星のため「虚星」と呼ばれます。
    それぞれの星が吉星・凶星・平星などに分類さており、詳細で正確な占いの結果を導きだすことができるんです。

    0学占い


    0学占い(ゼロがくうらない)とは、生年月日と12の支配星座から、その人の個性や相性を占う占術です。
    占いの際は、0星(ゼロスター)と呼ばれる六王星が基本となります。

    昭和15年に御射山宇彦によって考案された占術で、その内容は、易・四柱推命・気学・西洋占星術などの占術をもとにした「運命学の集大成」ともいわれているんです。

    0学占いの早見表は、特許や実用新案を取得した実績があり、「0学」の名称は登録商標でもあるんですよ。

    命術での占いに適しているものと適さないもの


    命術での占いに適しているものと適さないもの
    命術では、生年月日などの「自分では変えることができないもの」をもとに占いをおこないます。
    数多くある命術の占いのなかには、さまざまな手法の占術がありますが、どれも「運命」や「宿命」を占うものという共通点がありますよね。
    しかし、命術には占うのに向き・不向きのことがあるんです。

    例を挙げてご紹介します。

    • 【命術での占いに適しているもの】
    • ・生まれ持った性格や才能など、先天的なことを読み解く
    • ・人生において訪れるさまざまな「時期(タイミング)」を知る
    • ・2人の性格や関係性を詳しく知る相性占い
    • 【命術での占いには適さないもの】
    • ・直近の事柄について占う
    • ・他人の気持ちを知る(恋人や気になる人など)
    • ・選択肢がある場合、それぞれの結果を占うこと

    命術は、あらかじめ決められた運命や宿命を占うもの。
    そのため、何度占ったとしても、結果は同じになります。

    つまり、「状況によって変化すること」や「人の感情の付随するもの」などについて占うことには不向きなんです。

    占う際は、自分の知りたいことが命術に適したものかどうか、しっかり判断するようにしましょう。

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    今回は、命術の起源や占いの種類をご紹介いたしました。
    命術は、生年月日や生まれた場所など、不変的な要素を用いて占いをおこなう占術のこと。

    命術にはさまざまな種類の占いがあり、メディアや雑誌などでよく目にする12星座占い四柱推命も、この命術に該当するんです。

    命術では、その人の生まれ持っての性格や能力、人生においての運勢や訪れる運命、人と人との相性などを占うことができます。
    また、占術によっては、さらに詳しくその人の運命を読み解くことも可能。

    しかし、命術のなかには複雑な計算が必要なものもあり、自分で占うには少し難しい場合も…。
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