12星座占いとは、西洋占星術を簡易的にした占いです。
牡羊座や牡牛座など、星座の名前を耳にしたり、目にしたりすることはあるでしょう。
また、テレビの情報番組や雑誌でも、12星座ごとの運勢など、よく取り上げられていますよね。
誕生日さえわかれば星座を割り出すことが可能というお手軽さもあり、12星座占いは私たちの生活になじみ深く、占いのなかでも非常にメジャーなもの。
そんななじみ深い12星座占いですが、占いの仕組み、発祥や歴史についてはご存知でしょうか?
12ある星座にはそれぞれに由来となる神話があり、星座ごとに性格や運勢なども定められているんですよ。
今回は、12星座占いの仕組みや歴史、各星座の由来となった神話、星座のもつ基本的な性格や運勢を具体的に解説します。
ぜひ最後までお付き合いくださいね。
目次 | 開く
12星座占いとは?
12星座占いとは、冒頭でもお伝えしたように、西洋占星術を簡易的にした占いです。
単純に「星占い」という他、「サン・サイン占星術」や「太陽星座占い」という名称でも呼ばれます。
西洋占星術の占いでは、生年月日、生まれた場所・時間から、その瞬間の惑星、黄道12宮(星座/サイン)、12室(ハウス)、角度(アスペクト)の4つの要素の特定が必要です。
これに対し、12星座占いは、誕生日から割り出した黄道12宮(星座/サイン)のみを使用して占うことが可能。
黄道12宮の「黄道」というのは、太陽が年間で地球の周囲を1周回る道のことです。
12星座は、太陽が1年かけて地球の周りに描く円を12分割し、12等分されたものの近くに位置している恒星をもとに星座の名前がついたものなんですよ。
つまり、その人が生まれた瞬間の太陽の位置、恒星の位置によって、星座が決まるというわけなんですね。
次の項目では、12星座占いの歴史について解説します。
ちなみに占星術については、↓の記事で詳しく解説していますのでご参照ください。
12星座占いの歴史
12星座占いの歴史は、古代エジプトにおいて、1年を360日とし10日ごとに割る指標として星の並びを用いられていたことにはじまります。
古代エジプトの遺跡では、星の並びを人に見立てた図が発見されました。これが、記録に残っている最古の星座とされているんです。
最初に決められた星座は黄道12星座で、これがメソポタミア文明に取り入れられ、紀元前のバビロニアで発祥した占星術の基礎になりました。
その後、占星術は紀元前3世紀頃ギリシャに伝わり、天体の配置図であるホロスコープを用いた西洋占星術へと発展したんです。
12星座がギリシャに伝わった際、星座の形と神々を結び付けた神話も作られました。
当時ギリシャの人々にとっての神は、偉大なものでありながら、身近な存在でもあったため、星座は親しみやすい神話と共に広まっていったんですね。
次の項目では、星座がどういうものなのかを解説します。
星座とはどういうもの?
星座とは、正確には恒星などを天体の位置が表す赤経・赤緯の境界線で区切った領域のこと。
この複数の天球の配置を、神や動物、人や物など、連想されるさまざまな名前で呼んだものが、私たちがよく知る星座名になったんです。
星座は、地域や文化、時代に応じて、いろいろとグループ化されています。
また、星座以外にも、特定の星群に呼び名がつけられることもあるんですよ。
たとえば、おおぐま座のしっぽ部分にある目立った7つの星は、ひしゃくの形に似ていることから、ひしゃくを意味する「斗」の名がついた「北斗七星」と呼ばれています。
12星座の由来になった神話と基本的な性格
12星座占いの歴史でもお伝えしたように、星座の由来は基本的にギリシャ神話からなるものです。
また、神話にも諸説あり、由来とされるお話に複数の説が存在する星座もあります。
この項目では、12星座占いに登場する星座の由来、くわえて、星座それぞれの基本的な性格をご紹介。
自分の星座にどんな由来があるのか、どんな性格とされているのか、ぜひチェックしてくださいね。
牡羊座(3/21~4/19)
牡羊座の由来になった神話
テッサリア(古代ギリシャ)の王アマタスは、妻ネペレーを捨ててイーノオという女を後妻に迎えました。
イーノオは、前妻ネペレーの子である王子プリクソクと双子の妹ヘレを邪魔に思い、いけにえにして殺そうと企みます。
それを哀れに思った大神ゼウスは、金色の羊を遣わしてプリクソクとヘレのふたりを救出。
金色の羊はふたりを背に乗せ天高く駆け上がるのですが、ヘレはあまりの高さに目がくらみ、途中で海に落ちてしまいました。
このとき、金色の羊が振り返った姿のままで天高く昇り、そのまま星座になったとされているんです。
また、このお話には続きがあります。
王子プリクソクは、その後、逃亡先のコルキスで金色の羊を感謝のしるしとしてゼウスのいけにえに捧げました。
別の説では、いけにえとなった金色の羊の毛皮は樫の木にかけられ、それがゼウスにより天空に掲げられ星座となった、という説も存在するんです。
助けてもらった羊をいけにえにしてしまうなんて、なんだか酷い話に思えまよね。
でも、古代では神が遣わした獣をいけにえとして返す風習があったんですよ。
牡羊座の基本的な性格
- ・裏表がなく、嘘がつけない
- ・物おじせず好奇心旺盛
- ・直感力に優れている
- ・行動力があり苦境にも打ち勝つ
エネルギッシュで行動力があり、積極的な面をもっているのが特徴。
また、逆境にも強く、どんな困難にも立ち向かうガッツもあります。
怖いもの知らずで好奇心旺盛なため、新しいものにはすぐにチャレンジしてみたくなるでしょう。
行動力があり、嘘がつけない正直な人柄から周囲に慕われるので、人をけん引していくリーダーのような立場にも向いていますよ。
ただ、夢中になると一直線な反面、熱しやすく冷めやすいという一面も。
くわえて、正直さや好奇心、行動力が悪い方向に向かうと、自己中心的な振る舞いや軽率な言動につながるので注意が必要です。
牡牛座(4/20~5/20)
牡牛座の由来になった神話
ある時、大神ゼウスはフェニキア王国の王女エウロペに一目惚れしてしまいました。
そこでゼウスは、誰にも正体を悟られないよう、白い牡牛に化けてエウロペに近づきます。
白く美しい牡牛に、エウロペはすっかり気を許してその背に乗ってしまうんです。
牡牛に化けたゼウスは、エウロペを背に乗せたままクレタ島に連れ去り、そこではじめて正体を明かしました。
その後、その島でエウロペはゼウスの子を産んだといわれています。
この時のゼウスの姿が、牡牛座の星座となったんです。
また、ゼウスに連れ去れらたエウロペは、ヨーロッパ(Europe)の語源になったともいわれているんですよ。
この他にも、川の神イナコスの娘イオとの浮気が妻である女神ヘラにバレそうになったゼウスが、イオを白い牡牛の姿に変えたことが由来という説もあります。
牡牛座の基本的な性格
- ・忍耐力があり強い意志をもつ
- ・芸術的感性が優れている
- ・ひとつのことにじっくり取り組むのが得意
- ・現実的であり、優れた経済観念を持っている
忍耐力があり我慢強く、なにごともじっくり慎重に進めていくため、職人気質といえますね。
また、社会の序列や決まり事に重きを置くため、社会的な信頼を得やすいです。
さらに、五感が秀でており、美しいものを見極める審美眼や、優れた味覚、嗅覚を持ち合わせているでしょう。
くわえて、所有欲が強く、物質的な豊かさを求める傾向にあります。
所有欲の強さや強固な意志が悪い方向に作用してしまうと、融通が利かない頑固さや、嫉妬深い一面が強調されてしまうので気を付けましょう。
双子座(5/21~6/21)
双子座の由来になった神話
スパルタの王妃レダに一目惚れをした大神ゼウスは、白鳥の姿となり、鷹に襲われたようにみせかけ彼女の胸元に逃げ込みます。
そして、油断していたレダを誘惑し、彼女を身ごもらせてしまいました。
しかし、彼女にはスパルタの王テュンダレオスという夫がいたのです。
その後、レダは卵を産み落としました。
卵からは、人間であるテュンダレオスの血を引いた兄カストルと、神であるゼウスの血を引いた弟ポルックスの双子が産まれます。
成長した兄のカストルは、戦争によって命を落としてしまいました。弟のポルックスは兄の死に嘆き悲しみます。
ゼウスはポルックスを哀れに思い、神の一員として天に迎え入れようとしますが、彼はこれを拒絶。
「兄と一緒でなければ嫌だ」というポルックスの言葉を受け、ゼウスはカストルにポルックスの「不死性」を半分与えました。
こうして、不死性を半分ずつ持ち合わせた双子は、1日おきに天界と人間界で暮らすようになり、やがて双子座となったんです。
双子座の基本的な性格
- ・社交的で話題が豊富
- ・機転が利き、臨機応変な対応ができる
- ・器用なため、マルチタスクも難なくこなせる
- ・気に入ったものをすぐに取り入れる柔軟さがある
好奇心旺盛なため、さまざまなことに精通している情報通ですが、その反面、たくさんのことに手を出しすぎて、すべて中途半端になってしまうことも…。
また、人の心をつかむのがうまく、男女問わず人気を集めるでしょう。
1対1でじっくり進行を深めるというより、大人数のグループでにぎやかに過ごす方を好む傾向にあるかもしれません。
同時に複数のタスクをこなすことができるうえに、なんでもオールマイティーにこなしてしまうほど器用ですが、集中力が続かないというマイナス面も持ち合わせています。
蟹座(6/22~7/22)
蟹座の由来になった神話
大神ゼウスの妻・女神ヘラは、ゼウスが人間の娘アクルメーネとの間にもうけた子どものヘラクレスを憎んでいました。
成長したヘラクレスは、英雄として名を上げますが、ある時誤って自らの子どもを殺してしまいます。
我が子を殺めた罪を償うために、ヘラクレスは12の冒険をおこなうことになったんです。
その冒険のひとつに、巨大な体に9つの首をもつ大蛇の怪物ヒュドラを退治するというものがありました。
ヘラクレスとの戦いでヒュドラが苦戦を強いられていた際、ヒュドラの友人である化け蟹カルキノスが飛び出してきて、ヘラクレスの足を挟んだのです。
しかしカルキノスは、ヘラクレスによってあっけなく踏み潰されてしまいました。
この一部始終を見ていたヘラが、勇敢なカルキノスを天に上げて星座にしたのが蟹座です。
また一説には、カルキノスは、ヘラクレスを憎らしく思っていたヘラが遣わした化け蟹だったともいわれているんですよ。
蟹座の基本的な性格
- ・家族愛が強く、身内を守ろうとする意志が強い
- ・情に厚く、義理堅い
- ・ルールや規律を重んじる
- ・感受性が強く直感力に優れている
これは、蟹座の母性本能と防衛本能の強さが働いているためなんです。
さらに、情に厚いため、身内のみならず、困っている人にはつい手を差し伸べます。
感受性が強いため人に同調することがうまく、理屈より感情を優先させるので、「いい人」というイメージをもたれやすいでしょう。
また、蟹座はルールや規律を重んじるところがあります。目立つことが苦手で謙虚なので、縁の下の力持ち的なポジションを任されることも多くなりそうですよ。
他人と争うようなことを嫌うので、あまり自己主張せず、他人を受け入れるというスタンスをとりがち。
その反面、内心では相手をしっかり分析し、敵とみなすと人が変わったように冷たく接することもあります。
獅子座(7/23~8/22)
獅子座の由来になった神話
大神ゼウスと人間の娘アクルメーネとの子である半神半人の英雄ヘラクレスは、12の冒険をおこなうことになります。
最初の冒険は、ネメアの谷に住み着き人や家畜を襲うと恐れられる化け物ライオンを退治するというものでした。
ライオンは硬い毛皮と鋼鉄の牙や爪を持っており、ヘラクレスははじめ弓や剣、槍などで戦いますが、まったく歯が立ちません。
そこでヘラクレスは、こん棒でライオンを叩いたのち、素手でその首を絞め殺してしまいます。
このライオンもまた、蟹座の化け蟹と同様に、ヘラクレスを憎んでいたヘラによって天に上げられ獅子座となったんです。
ヘラクレスの12の冒険で退治されたものは、すべて星座となっているんですよ。
獅子座の基本的な性格
- ・プライドが高く、目立ちたがり
- ・華があり存在感がある
- ・自分の理想のためには努力を惜しまない
- ・洞察力があり、表現力豊か
実際に見た目や振る舞いに華があるので、周囲には自然と人が集まってくるでしょう。
他人を観察する洞察力に優れ、表現力も豊かなので、人の心をつかむのもうまいです。
そして、人の注目を集めれば集めるほど力を発揮できるのが獅子座の特徴なんですよ。
とはいえ、いい加減な性格をしているというわけではありません。
獅子座は結果主義で、成功するためにはどんな努力も惜しまないところがあります。
しかし、結果にこだわりすぎるため、周囲からは強引な人間に思われてしまうことも…。
また、自信満々にみえて、意外に繊細なところもあります。完璧を求めるあまり、失敗や挫折には弱いという一面もあるんですよ。
乙女座(8/23~9/22)
乙女座の由来になった神話
豊穣の女神であるデメテルの娘ペルセポネは、その美しさから、彼女に一目惚れをした冥界の王ハーデスに冥界へ連れ去られてしまいます。
そのことに母のデメテルが激怒したため、大神ゼウスはハーデスにペルセポネを天界に返すように命令しました。
ペルセポネは無事母のもとへ戻ってきたのですが、そのときすでに冥界でザクロの実を食べてしまっていたのです。
冥界の食べ物を口にした者は、冥界にとどまらなければいけません。
ペルセポネは、ザクロの実を4粒口にしてしまっていたので、1年のうち4ヶ月を冥界で過ごすことになってしまいます。
デメテルは、娘が冥界に滞在している4ヶ月を洞窟にこもって悲しむようになりました。
乙女座は、デメテルが娘を思い心配している姿といわれているんです。
また、正義と天文の女神アストライアの姿が乙女座の由来だとされる説もあります。
乙女座の基本的な性格
- ・責任感があり、節度ある行動をとる
- ・知的で気遣いができる
- ・几帳面なところがあり、神経質
- ・完璧主義で独立心が強い
細やかな気配りもできるので、周囲からは優しく穏やかという印象を抱かれます。
一方で、完璧主義なところがあり、計画通りにものごとを進めるためには、自分にも他人にも厳しいという面もあるんです。
さらに、クールで常に落ち着いているので、冷たい人だと誤解されることも。
目的のためだけに行動すると、孤立する場合もあるので注意してくださいね。
知性が高く勤勉で、自分自身を常にコントロールしたいと考える乙女座。
独立心が強く行動力があり、冷静な判断力もあるので、自身の行動や目的において迷うことは少ないでしょう。
天秤座(9/23~10/23)
天秤座の由来になった神話
かつて人間同士が争うことなく平和に暮らしていた時代、神も人間と同じように地上で仲良く過ごしていました。
しかし、次第に人間たちはいさかいをはじめ、絶えず争いが起きるようになってしまったんです。
そんな地上のあり様に神々は失望し、ひとり、またひとりと、天に帰っていきます。
正義と天文の女神アストライアは、人の心の善悪を手に持った天秤で計り、日々人間たちに正義の審判を下していました。
他の神々が天に帰っていくなか、アストライアはひとり地上に残り、人間に正義の教えを説いていましたが、不正や争いが絶えません。
やがてアストライアも人間に愛想を尽かして、天に帰ってしまいます。
それでも、人々に正義の心を持ち続けて欲しいという思いから、手にしていた天秤を天に上げ、天秤座の星座にしたんですよ。
天秤座の基本的な性格
- ・平和主義で調和を大切にする
- ・感受性が強くロマンチスト
- ・社交的で、明るく楽天家
- ・優柔不断
明るく社交的で一緒にいる相手に安らぎを与えるため、友人も多く良好な人間関係をきずきます。
その反面、調和を重んじるあまり、優柔不断な態度をとってしまいがちです。
争いを避けるために、自分の意見を曲げることも多々あります。
争いごとの仲裁などに入った場合は、どちらの意見にも共感できるので、中立的立場をとることに。
くわえて、感受性が強い天秤座は、他人の立場や主張について理解できるため、人から影響を受けやすいです。
また、基本的に一定の決まったルーティンに落ち着く傾向にあるため、行き当たりばったりや出たところ勝負などの無計画なことは好みません。
しかし、すこし責任感にかけるところもあり、なにか決断を迫られた時なども、なんとなく結論をうやむやにしてしまうこともありそうです。
蠍座(10/24~11/21)
蠍座の由来になった神話
美貌と力を兼ね備えた英雄オリオンは、その傲慢さから「この自分にかなう者などいるものか」と自慢していました。
そんなオリオンの傲慢さに起こった女神ヘラは、ある時彼を懲らしめるためにサソリを遣わします。
サソリは持ち前の毒針で、オリオンをあっさり殺してしまいました。
この功績から、サソリは天に上げられ蠍座になったんです。
オリオンが死んでしまったことで、彼の恋人であった女神アルテミスは悲しみ、ゼウスに頼んで彼を天に上げ星座にしてもらいます。
12星座には入っていませんが、これがオリオン座の由来です。
東の空から蠍座が現れると、オリオン座が西の地平線へ隠れてしまうのは、オリオンが自分を殺したサソリを恐れているためといわれているんですよ。
蠍座の基本的な性格
- ・友人や家族に対する絶対的な信頼
- ・警戒心が強く、嫉妬深い
- ・情熱的で、強い精神力をもつ
- ・探求心が深く、のめり込んだら一直線
無口でミステリアスな魅力をもつ蠍座には、周囲の人間を魅了するカリスマ性がそなわっているんですよ。
警戒心が強くなかなか他人を信用できないため、交友関係は広くありませんが、一度心を開いた相手のことは大切にするでしょう。
ただ、嫉妬深い一面をもっていて、自分を裏切った相手には執念深く復讐心を抱いてしまうんです。
さらに所有欲も強いため、恋人を束縛してしまう傾向もみられます。
また、目的を達成するためにはひたすら努力し、信じられないほどの集中力を発揮します。
熱中しているときは、周りが見えなくなってしまうタイプでしょう。
目的達成がどれだけ困難でも、何度失敗しても、諦めることなくやり遂げる信念をもっているのが蠍座なんです。
射手座(11/22~12/21)
射手座の由来になった神話
ギリシャ神話には、上半身が人間で下半身が馬という半人半獣のケンタウロスという種族が登場します。
彼らは粗暴で野蛮な者の集まりでしたが、賢者ケイローンはそんなケンタウロス族のなかでも例外的な存在。
ケイローンは、医学の祖ともいわれるほど医療に精通しており、その他、音楽や学術にも秀でていました。
くわえて、女神アルテミスから狩猟を学んだことから、弓を引く姿が広く知られています。
そのため、ヘラクレスをはじめ多くの英雄たちに武術や医術を授けたとされているんです。
ある時、ケイローンはヘラクレスが誤って放った毒矢に当たってしまいます。
彼は不死身の肉体を持っていたため、毒に苦しめられながらも死ぬことができません。
あまりの苦痛にケイローンは大神ゼウスに死なせて欲しいと願い、ようやく死ぬことができたんです。
このとき、ケイローンの死を悼んだゼウスによって空に上げられ、射手座になったとされています。
また、射手座の弓が蠍座の心臓アンタレスに向けられているのは、蠍が暴れたときに射殺せるように警戒しているためなんだそうですよ。
射手座基本的な性格
- ・フットワークが軽く活動的
- ・冒険家気質の自由人
- ・楽観的でポジティブ思考
- ・社交性はあるが、協調性に欠ける
好奇心が強く、興味を持ったものに対してはすぐに飛びつく反面、ものごとへの執着心は薄く諦めが早いです。
明るく前向きな思考をしているので、あまり過去を引きずりません。
活動的で、身体を動かすスポーツが大好き。また、知的好奇心を満たしてくれる読書も好みます。
趣味や行動の範囲が広いというのも、射手座の特徴なんですよ。
誰とでもすぐに仲良くなれますが、あまり人の話を聞いていません。どちらかというと、自分の話を聞いてほしいと考えています。
社交性はあるが、協調性に欠けるタイプといえますね。
さらに、負けず嫌いな一面もあり、自分から折れて人に謝ることがあまり得意ではありません。
感情的になりやすく、率直な物言いをしてしまうため、人と衝突しまうこともしばしばあるでしょう。
山羊座(12/22~1/19)
山羊座の由来になった神話
昔、神々がナイル川沿いで宴をひらいていたところに、怪物のテュポンが突如として現れました。
突然登場したテュポンに驚いた神々は、各々動物に姿を変え逃げ出します。
しかし、山羊の頭をした牧羊の神アイギパーンは慌ててナイル川に飛び込んだため、下半身だけ魚に変身するという滑稽な姿になってしまいました。
それを見た神々は大いに笑い、ゼウスはその姿を記念に山羊座として天へ残したといわれています。
山羊座の由来には、神々と敵対する巨人のティターン族との戦いに由来するものも存在するんです。
ティターン族と神々が対峙した際、アイギパーンが貝殻を吹き鳴らしたところ、その音に驚いたティターンたちがパニックを起こして逃げ出しました。
このため、ゼウスがアイギパーンの功績を称えて星座にしたというもの。
下半身が魚なのは、戦いで活躍した貝殻を、アイギパーンが魚になって海に潜り手に入れたからだそうですよ。
山羊座の基本的な性格
- ・責任感があり、堅実で真面目
- ・自分にも他人にも厳しい
- ・安定志向で保守的
- ・用心深く、危機察知能力が高い
一度やると決めたことを、最後まできっちりやり遂げる初志貫徹の精神をもっているのが特徴。
強い精神力をもち苦境や逆境に強く、目的を達成するために、地道な努力をコツコツ積み重ねる真面目なタイプです。
また、こだわりが強く頑固で、自分の考えを曲げません。用心深く保守的なので、リスクがある選択は決してしないでしょう。
ストイックで自分に厳しいぶん、他人にも厳しいところがあるんです。
とはいえ、山羊座は非常に優しい性格なので、対人関係では相手の希望や要求に応えようと精いっぱい努力します。
シャイなところがあるので打ち解けるのに時間はかかりますが、真面目で誠実な人格のため、周囲の人間から好ましい印象を抱かれますよ。
水瓶座(1/20~2/18)
水瓶座の由来になった神話
大神ゼウスがオリュンポスから下界をみていたところ、トロイヤの山にガニュメデスという美しい牧童を見つけました。
ゼウスはガニュメデスを一目で気に入ってしまい、オオワシに変身して彼を誘拐してしまうんです。
その後、オリュンポスに連れてこられたガニュメデスはゼウスにより不死性を与えられ、神々の宴で給仕役として働くことになります。
ガニュメデスの美しさは神々の間でも評判になり、これに感心したゼウスは、彼を水瓶座として天に残しました。
水瓶座の基本的な性格
- ・独自の世界観を持っている
- ・自由奔放な異端児
- ・マイペースで束縛を嫌う
- ・感情表現が苦手
平凡なことにはあまり関心がなく、新しいことや独創的なことに興味津々。
マイペースで自由奔放なため、周囲からは「変わった人」だと評されることが多いでしょう。
あまり努力をしなくてもだいたいのことは人並み以上にできてしまうほど器用です。
その一方、目的のためには黙々と努力できる忍耐強さもあります。
また、偏見なく誰に対しても公平に接し、いたずらに他人に干渉することもないでしょう。
誰かを恨んだり、復讐を企てたりなど、陰湿な行動をとることもありません。
人当たりはいいのですが、自己主張の強さやプライドの高さが敬遠され、交友関係は狭くなりがち。
ですが、もともと交友関係は狭く深くと考える水瓶座なので、問題はないようです。
魚座(2/19~3/20)
魚座の由来になった神話
ある時、美の女神アフロディーテが我が子エロースとユーフラテス川のほとりを歩いていたところ、怪物テュポンが突然姿を現しました。
ふたりは驚き、慌てて魚の姿に化けて難を逃れます。その際、はぐれそうになったふたりは、互いの尾をリボンで結んだんだそうです。
この時の、互いの尾を結んだ二匹の魚の姿が、魚座の由来となったんですよ。
魚座の基本的な性格
- ・感受性が豊かで、ロマンチスト
- ・直感力と想像力に優れている
- ・自己犠牲の精神があり、献身的
- ・共感性が高く、優しい
優しく思いやりがあるので、頼まれごとをしたり、困っている人がいたりすると、献身的に尽くします。
共感性が高いことにくわえ、直感力や想像力に優れているので、他人の困りごとや悩みが、自分ごとのように感じてしまうのでしょう。
とくに、恋人や友人など親しい人に対しては、自分を犠牲にしてでも応えたくなってしまうんです。
また、魚座は喜怒哀楽といった感情をあまり表に出すことがありません。
そのため、周囲からは「なにを考えているかわからない人」といった評価を受けることも。
ですが、その穏やかな態度が周囲に安心感を抱かせるので、敬遠されることはないでしょう。
ただし、魚座は精神状態が体調に影響しやすいところがあります。
他人に気を使いすぎて、知らず知らずのうちにストレスが溜まってしまう可能性もあるので注意してくださいね。
12星座占いで占えること
12星座占いでは、恋愛、仕事、経済、総合的な運勢などを占えます。
しかし、12の星座ごとでしか運勢を占えないため、個人にフォーカスした鑑定をすることはできないんです。
そのため、当たっているという人もいれば、当たっていないという人もいるでしょう。
「恋愛については当たっているけど、仕事については違う…」というケースもありえます。
冒頭でお伝えしたように、12星座占いは、西洋占星術の黄道12宮のみを使った簡易版の占いのため、どうしても精度は落ちてしまうんです。
とはいえ、12星座占いがまったく当たらないわけではありません。
12星座は、太陽が地球上を通る黄道の「太陽星座」になります。
太陽星座は「人生の目的」を示しているともいわれているため、12星座占いは、人生の目的をみるのに適した広義的な占いともいえるんですよ。
12星座占いで詳しく運勢を占いなら!オススメはメール占い
最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。
今回、12星座占いとはどういう占いなのか、その歴史や、星座ごとの性格・由来となった神話をご紹介しました。
ただ、ご紹介した12星座占いは、西洋占星術の簡易版ともいわれる占い。
そのため、当たる人と当たらない人がいるのも事実なんです。
もちろん、すでにお伝えしたように、12星座占いがまったく当たらないわけではありません。
しかし、個人の詳しい運勢や、相性などを鑑定するには、ホロスコープを用いる本格派の西洋占星術が適しているでしょう。
ですが、西洋占星術はホロスコープの作成が必要な他、多くの情報から鑑定をおこなわなければいけません。
やり方を勉強すれば自分で占うことも可能ですが、すこしハードルが高く感じますよね。
そこでオススメなのは、プロの占い師に鑑定してもらうことです。
知識も経験もあるプロの占い師なら、ホロスコープの作成や鑑定も正確にできますし、あなた個人にフォーカスを当てたアドバイスもしてくれますよ。
また、プロの占い師に占ってもらうなら、メール占いを活用するとよいでしょう。
メール占いとは、プロの占い師にメールで鑑定してもらえるサービスのこと。
メールとはいえ、鑑定してくれるのは全国各地から集められた選りすぐりの占い師ばかり。
在籍している占い師は、みんな厳しい占いサイトのオーディションをクリアした実力派なんですよ。
自宅にいながらスマホひとつで本格的な占いができるメール占いは、自粛中で外出が難しい、近くに占いの館がないという方に最適な方法といえますね。
しかも、メール占いでは、初回無料や割引サービスなど、お得な特典がたくさん!
リーズナブルに本格的な占いができるので、試しに利用してみることをオススメします。
当サイトでは、人気メール占いサイトの比較ランキングを掲載し、毎月最新の情報に更新しています!
料金や、在籍している占い師の情報、口コミなど、気になる情報をまとめているので、チェックしてくださいね。
メール占いがはじめての方でも安心して利用できるメール占いをご紹介しているので、ぜひ参考にしてください。